テンペニーパーク、なかなか点数が伸びないな~。
ソロプレイでベッキーとの対戦も難しい(◎_◎;)
今回は、テンペニーパークの攻略について色々解説するね☆
攻略のポイント
テンペニーパークは各カテゴリーごとのVP勝利ポイントを合計し、総合得点が最も高い人が勝者になります。
得点獲得のコツについて、筆者のアッキーさんなりに色々とまとめてみました。対人戦はもちろん、ソロプレイ(オートマベッキーとの対戦)にもお役にいただけたら幸いです。
【①収入を高めよう】
このゲームは、アトラクション施設の購入や土地ボードの拡大、広告の宣伝など、何かとお金がかかります。
自分の欲しいアトラクションを購入できるよう、まずは毎ラウンド最初の収入フェイズでもらえる収入額をできるだけ高めることがとても大事になります。
たとえ手番が早くても、手持ちのお金がないとアトラクションは購入できず、収入が低いと安いアトラクションしか購入できず、土地そのものを広げることも出来ないのです。
毎ラウンドの収入を上げるには、以下のアクションをゲーム序盤からうまく積み上げていくことが大切です。
・収入のある売店タイルを購入
(ホットドッグタイルがおすすめ)
・土産物売り場を購入&設置
・歓喜評価ボーナスを獲得する
【まずは収入をアップさせよう。お金がないと選択肢がかなり制限されます】
初期は土産物売り場の相場が高い(+2)ため、売店タイルの食べ物(ホットドッグ)がおすすめ。なければ、せめて+1の売店タイルは獲得しておきたいです。
理想としては、3ラウンドまでに追加の収入源が+5以上が目安です。
【②アトラクションをうまく設置しよう】
アトラクションタイルをうまく設置することで、後のアトラクションや売店も設置しやすくなります。
設置のポイントは、以下の要素になります。
・現在の土地ボードの状況に適したものを狙う
・できるだけ端に詰める
(特に上下。左右は拡大可能なため)
・アトラクションを無理に設置しない
(目先の利益ではなく後々を考える)
・土地のアイコンボーナスは無理に取らない
【目先の利益だけで広々と設置すると、スペースがかなりムダになります。できるだけ端に詰めよう】
アトラクションや売店タイルの設置は、後々のことを考えて配置することが大切。
高価なアトラクションを目先の利益だけで無理に設置してしまうと、その後の展開が苦しくなりがちです。
【③各アトラクションの特性を理解しよう】
このゲームの要となるアトラクション施設は、全部で6種類あります。
それぞれの特性を把握しておくことで、自分のプレイスタイルに合ったものを選びやすくなります。
土産物売り場…勝利VPは得られないが、収入アップ。タイルも小さく置きやすい。
海中世界…最も安価な施設が揃っている。タイルも小さい。歓喜が高い。
先史時代…安価な施設が多いが、変則的な形のタイルがある。感動が高い。
ファンタジー…高価な施設が多く、タイルも大きい。スリルが非常に高い。
西部開拓時代…高価な施設が多い。タイルも大きい。感動が非常に高い。
SF世界…コスパの良い施設が多い。スリルが高い。
【高価なアトラクション施設ほど勝利VPや評価も高くなる傾向にある。自分のスタイルに合ったものを獲得していこう】
基本的には、自分の手元にある目標カードに沿ったアトラクション施設を獲得するのが、理想のスタイルです。
しかしときには「現在の個人ボードに置きやすいアトラクション施設」を購入することも大切であり、評価ディスクの位置も合わせて、状況に応じ臨機応変に対応することがカギになります。
【④施設設置の準備をしよう】
新しいアトラクション施設や売店を設置することを考え、土地を事前に開拓しておくことも大切。
自分の土地ボードが少し狭くなってきたなと感じた時点で、樹木医や不動産業者を利用して早め早めに準備することがポイントになります。
樹木医で樹木駒を2つ取り除くのは地味ですが、無料で実行でき、これが後々に大きく響くこともあるのです。
【設置できる土地が広いほど選択肢も広がります。事前の準備は大事!土地がないと欲しいアトラクション施設は買えません】
樹木医は無料で樹木駒を取り除けるため、特にゲーム序盤にはお世話になります。
狙っているアトラクション施設や売店を考え、樹木の除去や土地ボードの拡大を早めに行いましょう。
また、樹木駒を2つまで取り除く樹木医は、やり方のコツがあります。
・広い土地になりそうな場所を除去する
・アトラクション施設&売店隣の樹木は無視
(隣接している樹木を取り除いても無駄)
【樹木駒はできるだけ今後に繋がるものを除去すること。各施設の真横にある樹木を取り除いても、どのみちそこには置けないのです】
【⑤売店業者をうまく利用しよう】
売店タイル獲得は無料で獲得でき、設置場所も1タイル。樹木駒の間にも設置できる、非常に利用しやすい施設。毎ラウンドの収入アップを狙えるほか、評価ディスクを進めることも可能です。
特に序盤は収入も少なく評価ディスクも前進しにくいため、売店業者をうまく活用することでその後の展開がスムーズになります。
ただし売店タイルの設置しすぎには注意。土地が地味に圧迫し、アトラクション施設が後に設置できない状況になることもあります。
【売店タイルは樹木駒の隙間にも置けて地味に強力。ただし置きすぎに注意!特に資金の少ない序盤はやりがちです】
何かと便利な売店タイルですが、最大の欠点は「ゲーム終了時に勝利VPが加算されない」というところにあります。
メインはアトラクション施設とし、売店はあくまでも補助的なものとして利用することが大切です。
【⑥評価ボーナス獲得のコツ】
ボーナスフェイズで評価ディスクがトップのプレイヤーは、各評価表ごとに強力なボーナスを受け取ることができます。
3つの評価をできるだけ獲得したいところですが、全てトップに立つのはなかなか難しいです。
おすすめとしては、「一つの評価に集中する」こと。例えば追加ワーカーが欲しいなら、「スリル!」の評価が高まるアトラクションや売店タイルを活用することで、評価ディスクが前進してトップに立ちやすくなります。
まずは1つのボーナスをしっかりと確保することで、別の評価も高めやすくなります。
【全ての感情表を狙うのではなく、まずは一つの評価に集中しよう。一つのボーナスだけでも強力な恩恵を受けれます】
ゲームが中盤辺りになると、評価ディスクの競り合いが激しくなります。
ここで「評価ディスクの前進距離」を常に意識することが大切になります。
評価の低い評価ディスクを中途半端に前進させるくらいなら、トップの座をキープするか、諦めることも大切。しかし、この辺りは他のプレイヤーの動きにも大きく影響してきます。
ゲーム終了時、評価ディスクが一定のマス以上で勝利ポイント(+5VP)をそれぞれ獲得することができるため、少なくとも2つの評価ディスクボーナスは一定のマス以上まで前進したいところです。
・トップで2番手よりも離れている
→他の評価ディスクを前進させる
・2番手でトップを狙えそう
→しっかりと前進させる
・評価ディスクが極端に遅い
→思い切って諦める
【トッププレイヤーのみがボーナスを受け取ることができる。「あとどれくらい前進すれば理想なのか」を意識しよう。他のプレイヤーがどう動くかをある程度予測することも大事】
評価ディスクが一番上に乗っているプレイヤーがトップなので、2マスくらいの差はすぐに縮まってしまう恐れがあります。
狙っている評価ディスクを集中的に前進させ、最低でも3マスくらいは後のプレイヤーに差を付けましょう。競り合いになっている評価ディスクは、基本的にプレイヤー間の読み合いになります。
こういった話からも、後手番のプレイヤーになるほど有利になる傾向にあります。
【⑦目標カードのボーナス獲得】
全部で14枚ある目標カードは、1枚につき3VPを獲得できます。最初に各プレイヤーに3枚づつランダムで配られ、その中から2枚を選ぶことが出来ます。
このため、なるべく両方を獲得できる目標カード(例:SF施設数3以上+樹木駒6個以上除去)を取得することをおすすめします。
逆におすすめできない目標カードの組み合わせ例は、以下のものです。
・施設数〇以上建設×2
・樹木駒除去数4個以内+6個以上
【相性の悪い目標カードを避け、どちらとも達成しやすい目標カードを取得しよう。施設によって上がりやすい評価もチェックしておくこと】
【⑧その他】
広告フェイズの広告費は、収入が増えてお金に余裕のある時や、最終ラウンドにまとめて行うことをおすすめします。
手持ちのお金に余裕のない序盤~中盤に広告費を出してしまうと、次のラウンドに欲しいアトラクション施設が購入できなくなる恐れがあります。
【広告費は中盤辺りまでスルーする方が無難。お金は金欠にならないよう、アトラクション施設購入のため温存しておきたい。収入を増やし、まとめて宣伝すると強力!】
また、保有アトラクションの数に応じて、最終得点計算時にボーナスが加算されます。
できれば8以上(+10点)を獲得したいところですが、これがなかなか難しく、かなり意識しないと獲得できません。
アトラクション施設は意識せずともだいたい6は獲得できるので、+5点を確立させるほうが無難と言えるでしょう。
【アトラクション施設を8以上建設は、なかなか難しい。小型のアトラクション施設や土産物売り場をうまく獲得する必要があります】
オートマの難易度調整
ソロプレイ用のオートマ「ベッキー」は、公式ルールでは難易度が高めに設定されているため、なかなか勝てずに悔しい思いをされることもあるでしょう。
筆者のアッキーさんは、テンペニーパークを何度かの検証プレイを基に、オートマ「ベッキー」の難易度表を独自に作成してみました。
※1 オートマの売店タイル特殊獲得は以下の通り。
帽子 → スリルを1前進させる。
手品師→ 感動を1前進させる。
ピエロ→ 歓喜を1前進させる。
風船 → スリルを1前進させる。
射的 → 感動を1前進させる。
シャツ→ 歓喜を1前進させる。
食べ物→ 1VPを得る。
ゲームの展開によっては、同じ難易度でもオートマの各得点にややバラつきがあるときがあります。
現在の自分の腕前に合った難易度で、オートマ「ベッキー」との対戦を楽しみましょう!
また、以下の要素を追加することで、オートマの難易度をさらに微調整することが可能です。
・オートマの広告費の獲得VPを半分にする
・オートマが評価ボーナスを獲得時、評価ディスクを1つ後退させる
【オートマの評価ボーナス獲得時にディスクを後退させることで、プレイヤー側がボーナスを獲得しやすくなります。これは最終得点にも大きく関係してきます】
オートマとの対戦攻略
オートマ「ベッキー」に勝利するには、いくつかのコツがあります。
【①土産物売り場を獲得させよう】
ベッキーの1~2回目の行動で、ベッキーに土産物売り場をうまく獲得させることができれば、以下のような嬉しいメリットがあります。
これは最終得点にも大きく関係してくる、とても大切な行動になります。
・評価ディスクが前進しない
・広告フェイズで行動しない
(2回目の行動時のみ)
ベッキーの2回目の行動に土産物売り場をうまく取得させることで、その後の展開がかなり有利になります。
ただし、序盤~中盤ではプレイヤーが土産物売り場を利用することも多いので、その辺りは状況を見極めましょう。
【②常に次の手番を読もう】
ベッキーとの対戦では、次にベッキーが取得するアトラクション施設を常に先読みすることで、プレイヤー側が有利な展開に持っていくことが可能です。
これに大きく関係しているのが、「評価ディスクがどれくらい前進するのか」というお話。
ベッキーが次に取得するアトラクション施設が事前に分かると、プレイヤー側の評価ディスクの前進距離もだいたい分かるため、評価ボーナスを獲得しやすくなるのです。
ベッキーが次に取得するアトラクション施設は、「最も高い」または「最も低い」で分かります。
ただし、3回目の売店タイルの取得だけは完全ランダムなため、この辺りも先読みする必要があります。
ソロプレイをさらに楽しむ方法
テンペニーパークをソロプレイでさらに色々と楽しむ方法を、いくつか作成してみました。
これらは筆者のアッキーさんが独自に作成しているため、あくまでもハウスルールになりますが、ソロプレイだけでなく、対人戦にも組み込むことが可能です。
【①オートマ2体との対戦】
ベッキーが使用するワーカー3体に加え、付属のワーカーをさらに3体追加することで、ソロプレイでもオートマ2体との対戦を楽しむことができます。
これにより、建設業者マスの取り合いや評価ディスクの競い合いがより白熱し、ベッキーとの1対1対戦よりもさらに盛り上がります。
ただし3人対戦の場合、感情表の評価ディスク前進がプレイヤー側がかなり不利になるため、オートマの評価ディスクも対人戦との通常ルール(評価ボーナスを受け取る際は1つ後退)を採用することをおすすめします。
また、ボーナスフェイズの際に評価ディスクが2番目に進んでいるプレイヤー(オートマ含む)は、1VPを受け取ることが可能になり、売店タイルも6個(2×人数)公開されるようになります。
オートマ2体との対戦は、戦略の幅も広がりかなりおすすめ!
追加のワーカーは、好きな名前を付けるとよいでしょう。(例:マイケル オリバー ヘンリーなど)
我が家では、付属のワーカーの代わりにプーや動物探検隊の駒を使用しています。
【②疑似4人対戦】
ワーカー駒をさらに追加でもう3体追加することにより、疑似4人対戦(オートマ3体との対戦)が可能になります。
ただし、通常のオートマルールに従ってプレイすると色々とバランスが悪くなるため、次の特別ルールを独自に作成してみました。なお、これは前述したオートマ2体との対戦でも使用可能です。(その際は6面ダイス1つでプレイ可能)
【オートマ特別ルール】
準備するもの:6面ダイス1個・8面ダイス1個
・オートマの手番時に6面ダイスを振り、1か2の場合は売店業者にワーカーを置く。3~6の場合は通常ルールに従う(建設業者マスにワーカーを置く)
・ダイスの出目を変更することで難易度を微調整可能(1~3→売店業者。4~6→通常ルールなど)
・オートマが売店タイルを取得する際は、売店タイルの山札ではなく、公開されている売店(2×プレイヤー数=8枚)の中から取得する。その際、8面ダイスを振り、並べている売店タイル1~8の順番に公開されている売店タイルを取得する。(例:ダイス3→左から3番目)
・売店業者を1度でも利用したオートマは、以降の手番時には6面ダイスを振ることなく、通常ルールに従い行動する。ただし建設業者マスに空きがない場合は、再び売店業者を利用する
【オートマ3体との対戦は、通常ルールだと建設業者マスがあっという間に埋まります(笑)。特別ルールを用いることでバランスをとることができます】
【オートマが売店タイルを取得する場合、8面ダイスを利用して出目の数に該当したものを獲得します。オートマ2体なら売店タイル公開数は6つになるので6面ダイスでも可】
【③オートマとの協力対戦】
付属のワーカー駒をさらに追加でもう3体追加することにより、オートマとの協力対戦(プレイヤー+オートマvsオートマ+オートマ)が可能になります。いわゆるタッグマッチ戦。
ゲームの基本的な流れは4人対戦と同じですが、最終得点計算時にそれぞれのチームの合計点を計算し、最もVPが多かったチームの勝ちとなります。
ゲーム中に味方のオートマが思わぬ動きをしてプレイヤーを悩ませてくるため、味方のオートマも考慮しながら立ち回る必要があります。
このルールのついては、前述した4人対戦を使用することで問題なく楽しむことが可能です。
オートマとの協力対戦は、相方のオートマも考慮する必要があるため、主に上級者向けのルール。
それだけに、ゲームに勝った時の喜びもひとしおです(^^♪
【④その他】
複数のオートマとの対戦や協力プレイを楽しむ際は、前述した「オートマ(ベッキー)難易度調整表」をうまく活用することで、ゲームバランスを調整することが可能です。
また、家族・恋人・友人との対人戦を楽しむ場合でも、今回に紹介しているオートマシステムを導入することにより、今の腕前に見合った様々なスタイルでプレイでき、楽しいボドゲ時間を過ごすことができるでしょう。
友人や恋人と協力して、難易度の高いオートマとのタッグマッチ戦なんてのも楽しそう!
オートマの詳細については、別記事も参考にしていただけたら幸いです☆↓